料金プランの設定
ここでは、CloudGearで実現できる料金体系について説明いたします。
一つ以上の基本プランを含む料金プランの設定が完了していないCloudGearアプリケーションは、CloudGear サービスストアに公開できません。
CloudGear サービスストアで販売されるCloudGearアプリケーションは、サブスクリプション型(定期購読型)のサービスとして販売することになります。
ここで設定される料金プランは、「月額制」または「年額制」の「ユーザー課金」または「サービス定義の使用実績」として定義することになります。
CloudGearで実現できる料金体系としては、課金タイプと課金単位タイプを組み合わせた料金プランになります。
最低料金付き従量課金
最低料金付き従量課金では、課金数量に対して固定の単価を乗算して利用料を算出する方式です。
単価の設定方法は、固定方式と数量に応じた変動方式を選択できます。
課金数量が一定以下の場合に、最低料金として固定金額を請求することができます。
「最低料金付き従量課金」で設定できる項目は、以下の通りです。
設定項目 | 詳細 |
---|---|
課金単位タイプ | 「契約内ユーザ」or「サービス定義の使用実績」 |
課金単位 | 課金を行う数量の単位を設定できます。 課金単位タイプで「契約内ユーザ」を選択した場合は、「ユーザ」が固定で入ります。 |
課金単元数 | 2以上に設定することで、計算上の課金数量を一定のまとまりで増加させることができます。 |
料金計算方式 |
最低料金付き従量課金のプラン作成方法は、こちら
契約内ユーザ
契約内ユーザでは、契約中に存在するユーザ数単位で課金する方式です。
この方式では、課金周期の開始日にその周期分の利用料の請求が行われます。
課金数量の算出はプラットフォームにより自動的に行われます。
課金周期の開始日の数量で請求が行われるため、前払いとなります。
課金単元数
CloudGearの料金プランでは、課金単元数を設定できます。
課金単元数は、デフォルトで1が設定されています。
この値を2以上に設定することにより、計算上の課金数量を一定のまとまりで増加させることができます。(端数は次の単元まで切り上げられます。)
例)
課金タイプ:完全従量課金
課金単位タイプ:契約内ユーザ
課金単元数:10
単価:150円
数量:75
請求金額 = 単価 * 数量(実数量)
= 150 * 80(75)
= 12000円
課金単元数が10に設定されている為、数量は課金単元数に切り上げられて計算されます。
料金計算方式
料金プラン作成時に、数量により単価が変動する変動方式を選択した場合、料金の計算方法を指定することが出来ます。
段階積み上げ方式
数量を段階別に区分し、それぞれの段階の単価と数量を掛けた段階ごとの利用料を積み上げていく方式です。
例)
課金タイプ:完全従量課金
課金単位タイプ:契約内ユーザ
課金単元数:1
変動単価:
0 ~ 100:100円
101 ~ 200: 90円
201 ~ : 80円
請求金額 = 単価 * 数量
= 100(0~100までの単価) * 100(数量) + 90(101~200までの単価) * 100(数量) + 80(201以降の単価) * 50(数量)
= 10,000 + 9,000 + 4,000
= 23,000円
ボリューム方式
課金サイクルの終了時点の課金数量が到達した段階の単価と課金数量を掛けて利用料を算出する方式です。
例)
課金タイプ:完全従量課金
課金単位タイプ:契約内ユーザ
課金単元数:1
変動単価:
0 ~ 100 :100円
101 ~ 200: 90円
201 ~ : 80円
数量:250
請求金額 = 単価 * 数量
= 80(201以降の単価) * 250(数量)
= 20,000円